先輩インタビュー staff

先輩インタビュー06 人生の大切な部分に関われる
それが施設看護の醍醐味

06Interview

特別養護老人ホーム / 看護職員

鈴木 英世

2009年/看護職員

鈴木 英世

Profile

現職:看護主任
前職:大学病院看護師
入職理由:家から近かったため

鈴木 英世

仕事内容について

回診の日の1日の仕事の流れを教えてください。

8:30 情報収集、血糖測定、経管栄養準備
吸引、経管栄養注入開始
9:00 内服薬1日分を各ユニットに配薬
点眼薬施行
入浴予定者、体調不良者の検温
10:00 経管栄養終了
午前中の処置、体調不良者対応
11:30 昼薬、ヤクルトを胃瘻より注入
昼食前インシュリン注射
(休憩1時間)
12:30 毎月 第2第4火曜日に嘱託医の回診、定期処方あり
入居者の状態を報告し診療介助、必要な処置の介助等
医療的な説明が必要な場合は医療面談をセッティング
14:30 薬局へ処方箋FAX
15:00 おやつ前血糖測定、排便チェック
15:30 経管栄養注入開始
申し送り
16:00 下剤指示入力
記録、物品補充等
17:00 経管栄養終了
翌日受診予定の準備
17:30 終了

回診の日の1日の仕事の流れを教えてください。

仕事内容について

看護師として働く中で病院とは異なる楽しさややりがいを教えてください。

施設では病院と違いそれぞれの生活が優先される場所です。
できるだけ家にいる時と同じ様な生活に近い過ごし方が出来るよう、私達看護職員も過剰な制限等はせず、
生活が楽しく送れるように入居時からお看取りまで、影ながら見守らせていただいています。

病院では医師の指示のもと治療をされますが、特養では原則として医師は回診日のみの往診となるため、日々の生活は私達多職種で連携をとって守っているという連帯感が強くあります。

介護職員、看護職員、生活相談員、管理栄養士、機能訓練指導員、歯科衛生士
とさまざまな職種の力を合わせて人生の大切な部分に関わっていけることが施設看護の醍醐味だと感じています。

看護師として働く中で病院とは異なる楽しさややりがいを教えてください。

仕事内容について

看護主任として努めている事を教えてください。

☆ワークライフバランス
私が主任になる前からここの法人では家庭と仕事の両立にとても理解のある職場に なっていました。
家庭がうまくいっていなければ、安心して働くことができません。お互い様という思いで円滑な人間関係の仲、それぞれに思いやりをもって仕事を続けていける環境を維持していきたいと思います。

☆3施設での連携
働きやすい職場にする為に、3施設ある特養の看護職員の連携はとても重要で、連携がなくては心身に負担がかかることも多くありました。
2年前から夜の宅直の在り方を見直し、各施設の看護職員が交代で3施設の宅直をする事で1人辺りの夜間宅直回数を減らすことができました。
今後はそれぞれの施設への日中の応援体制も課題です。

☆特養施設看護の確立
病院看護と違う施設看護、中でも特別養護老人ホームの看護は各施設に数人の看護職員で成り立っている施設が多く、全国的に見てもまだまだ確立されていない看護分野だと思います。
医師のいない施設内での医療的な判断や、コロナ禍での感染対策等には専門的な知識を求められる場面が多くあります。
今ある知識だけではなく、看護協会や全国高齢者施設看護師会の研修等に参加して日々新しい情報を取り入れながら他施設看護師とも交流して特養での看護業務を確立していきたいです。
看護学生の実習受け入れもしていますが、今後は経験の浅い看護職員も一緒に働ける場になればと思います。

看護主任として努めている事を教えてください。

Staff先輩インタビュー

ほなみ会で「その人らしく」働く先輩たちを紹介します。
どのような雰囲気で、どんな想いで働いているのか、実際に働くイメージの参考にしてみてください。

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